スキルアップにおすすめの資格

スキルアップにおすすめの資格

医療は日々進歩しています。携わる医療従事者も自らの専門分野を発展させるために、常に知識や技術をアップデートしなければなりません。もちろん、臨床工学技士もそうです。

スキルアップするなら資格取得がおすすめ

臨床工学技士の仕事は人工心肺業務や人口呼吸器関連の業務、血液浄化療法に関連する業務、心臓血管カテーテル室の業務、内視鏡検査関連の業務など多岐に渡りますが、医療は日々進化しています。常に知識や技術をアップデートしていかなければ現場で活躍し続けることはできないでしょう。スキルアップを考えているなら資格を取得することをおすすめします。

どのような資格が取得できるのか

臨床工学技士が取得できる資格はたくさんありますが、大きく分けると「専門臨床工学技士資格」「学会認定制度の資格」の2つに分類されます。
専門臨床工学技士資格は「血液浄化専門臨床工学技士」「心・血管カテーテル関連専門臨床工学技士」「不整脈治療専門臨床工学技士」「呼吸治療専門臨床工学技士」「高気圧酸素治療専門臨床工学技士」「手術関連専門臨床工学技士」「内視鏡関連専門臨床工学技士」の7つです。これらの資格は、一定の臨床経験、学会への参加、指定講習会の受講などを経て、検定試験に合格した人に与えられます。
一方、学会認定制度の資格は「認定医療機器管理臨床工学技士」「認定血液浄化臨床工学技士」の2つです。より質の高い医療の普及と技術の向上・発展を図ることを目的として設定された認定資格ですが、取得している人はそれほど多くありません。なぜなら、合格率が低いわりに履歴書上でのメリットにしかならないからです。
また、他にも「透析技術認定士」「体外循環技術認定士」「3学会合同呼吸療法認定士」「臨床高気圧酸素治療専門技師」「臨床ME専門認定士」「医療機器情報コミュニケーター」「消化器内視鏡技師」「CDR認定制度」「植込み型心臓デバイス認定士」などの資格もあります。
「3学会合同呼吸療法認定士」は、臨床工学技士、看護師・准看護師、理学療法士・作業療法士がそれぞれの分野で呼吸療法を熟知し、呼吸管理を行う医療メンバーの育成やレベルアップを図ることを目的に設定された資格です。この資格を取得していれば呼吸療法の分野で高い専門性を持っていることを証明できます。
資格を取得するには一定の実務期間が必要で、認定申請時には病院長や医師の承認(実務経験証明書)を提出しなければなりません。資格を取得することで実務経験も証明できるため、転職活動でもアピールしやすいでしょう。

臨床工学士になりたいあなたへおすすめ

  • スキルアップにおすすめの資格

    スキルアップにおすすめの資格

    臨床工学技士として活躍したいのであれば、資格を取得してスキルアップを目指しましょう。臨床工学技士が取得できる資格は、「専門臨床工学技士資格」「学会認定制度の資格」の2種類です。

  • 気になる臨床工学技士の年収

    気になる臨床工学技士の年収

    臨床工学技士の平均年収は426.4万円です。同じ医療従事者ではありますが、看護師よりも低めです。なぜなら、勤務先によって夜勤や残業の有無が異なり、夜勤手当などがつかないケースもあるからです。

  • 臨床工学技士と看護師の違い

    臨床工学技士と看護師の違い

    臨床工学技士と看護師の違いについて見ていきましょう。大きな違いは「担っている役割」です。看護師は患者を直接ケアするのに対し、臨床工学技士は医療機器を通して患者の治療をサポートしていきます。